Magfine education

もくじ

7. アルニコ磁石

7-1 日本の功績をベースにGEが開発

三島徳七によるMK鋼の発明は世界中の研究者たちに大きな衝撃を与え、磁性体の合金化にいっそう拍車がかかりました。その後、MK鋼と本多光太郎のNKS鋼という日本の技術開発をベースに、アメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)社が改良を加えて「アルニコ磁石」を発表し、1943年に市場供給を始めます。

アルニコ磁石は、アルミニウム、ニッケル、コバルトを含む鉄合金の磁石で、性能に優れ、キュリー温度が高く、高温になる部分での使用に適しています。任意の形状を作ることができる利点を生かしてオーディオ用スピーカーの磁石としても使われ、テレビやラジオなどにも積極的に採用されました。