Magfine education

もくじ

21. 地球磁石

21-1 地球は一本の棒磁石

地球は北極をS極、南極をN極とする一本の棒磁石と考えることができます。地球の内部からは地球を取り巻くように大量の磁力線が流れ、地表を流れる磁気の通り道を地磁気と呼びます。北極と南極から離れている赤道は地磁気が弱く、北極や南極に近くなるほど強くなります。なお、地球の回転軸の中心と地球磁石の極点には約1600キロメートルずれがあります。

地磁気の存在は、イギリスの物理学者ウィリアム・ギルバートが1600年に著書で明らかにしましたが、400年以上たった現在も、なぜ地球が磁石になったのか正確には分かっていません。地球の中心付近の外核で溶けた液体の鉄が回転して電気が流れ、磁場が発生するのではないかといわれています。古い岩石の層から、地球のN極とS極はたびたび逆転しており、磁極は一点に固定されているわけでなく、広い範囲を移動し続けていることも分かってきました。