Magfine education

もくじ

9. 希土類磁石

9-1 貴重な資源で劇的な飛躍を遂げた磁石

1966年にアメリカの空軍材料研究所のホッファーとストゥルトナットが、コバルトに希土類元素(レアアース)のイットリウムを混ぜた化合物が、磁石に適した磁気特性を持つことを発表しました。磁性体に希土類元素を混ぜ合わせると、磁石性能が急激に上がることが分かったのです。

希土類元素とは「ランタノイド」と総称される原子番号57〜71の15元素にスカンジウム、イットリウムを加えた17元素のことで、これらは極めて産出量が少ない、抽出しにくく経済性がない、存在量は多いが純粋な元素が取り出しにくいなどの理由で、非常に貴重な資源です。