Magfine education

もくじ

11. 東北大学金属材料研究所

11-1 金属や磁石の研究を始めて100年

本多光太郎が籍を置いた東北大学金属材料研究所は、臨時理化学研究所第2部として設置されて以来100年にわたり、日本の金属研究の中心的存在として数多くの業績を上げてきました。

当時の日本は第1次世界大戦の影響で物資の輸入が制限され、特に化学薬品や鉄鋼の自給の必要に迫られていました。そうした背景から1915年、東北帝国大学理科大学(現・東北大学理学部)に併設された臨時理化学研究所に不燃性セルロイドの研究を目的とする第1部が発足。翌年、本多を研究主任として鉄鋼の研究を目的とする第2部が発足し、本多がKS鋼を発明します。