Magfine education

もくじ

22. 渡り鳥

22-2 魚や細菌、人間も磁気を感知

広い海洋を回遊するサケ、マグロ、ブリ、カツオなどの魚や、ミツバチやアリの体内にも磁気センサーがあることが分かり、餌の在りかや巣の方向を知る上で重要な役割を担っていることも分かってきました。数珠つなぎになったマグネタイト(磁鉄鉱)玉を体内に有し、磁極を目指して走り続ける走磁性細菌と呼ばれる不思議な生物も確認されています。海底や湖底の泥の中に生息し、北半球では北極に向かって、南半球では南極に向かってひたすら走行しています。

人間が磁気エネルギーを感知していることを証明する研究報告もあります。体内に存在する磁気センサーの働きによるものとされ、一般に頭蓋骨の内部、あるいは副腎皮質の中に磁性を感じ取る物質が存在し、それによって方向感覚を有するのではないかといわれています。いわゆる「方向オンチ」の人は体内センターの働きが弱いのではないかとも考えられています。