Magfine education

もくじ

18. 磁極

18-2 科学者が夢見る「磁気単極子」

N極だけ、あるいはS極だけで存在する磁石のことを「磁気単極子(モノポール)」といい、現代に至るまで科学者たちはその発見を夢見てきました。1975年、米国の物理学者がモノポールを発見したというニュースが発表され世界の関心を集めましたが、幻に終わっています。

イギリスの理論物理学者・ディラックが予言した「ビレンキン粒子」は、アインシュタインの相対性理論に縛られないとされる微粒子で、光の1億倍の速さを持ち、時間軸を逆に進む性質があると考えられています。このビレンキン粒子を応用すると、磁気単極子を物質内に閉じ込めることで単磁極に近い磁石を作ることが可能とされていますが、やはり実現には至っていません。