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もくじ

15. 磁石の需要

15-1 主戦場はHDDから次世代エコカーへ

ネオジム磁石は家電製品などの小型軽量化を急速に推し進めました。その典型がハードディスク(HDD)です。3.5インチのHDD1台当たりには2グラム程度のネオジムが使われています。少ないように見えますが、HDDは1年に8億台ほど売れていますので、年間1600トンが使われている計算になります。

2010年代に入ると、プラグインハイブリッド車や燃料電池自動車、電気自動車などの次世代エコカーの実用化・普及に伴い、モーターへの利用が増えました。1台の自動車には100個以上のモーターが積まれており、モーターには全て磁石が入っていますので、自動車は磁石で動いているともいえます。小型ハイブリッド車には1台当たりネオジム磁石が約1.2キロ使われているとされ、仮に1年の生産台数を200万台とすると2400トンの消費となります。