Magfine education

もくじ

4. 羅針盤コンパス

4-1 古代中国で使われていた羅針盤

磁石にはN極、S極の2つの磁極があり、地球もまたN極、S極のある巨大な磁石と考えられます。その性質を利用したのが羅針盤(方位磁石)です。紀元前3世紀ごろの古代中国ではすでに、天然磁石をスプーン状に加工して「司南(しなん)」と呼ばれる羅針盤(方位磁石)の原型が作られています。方位盤の中央に置くと常に柄の方が南を指すというもので、風水にも利用されました。

11世紀ごろには魚の形をした木片に天然磁石を取り付けた「指南魚」が作られています。水に浮かべると魚の頭が南を向くようになっていました。「東方見聞録」で東洋を紹介したマルコポーロは方位磁石の技術をヨーロッパに持ち帰り、針状にした鉄を磁化して水を張った器の中に浮かべる方式の方位磁石を普及させました。